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女子中学生を数回性暴行した疑いで起訴された40代の芸能企画会社の代表に無罪が宣告された。
最高裁2部(主審チョ・ヒデ最高裁判事)は9日、児童・青少年の性保護に関する法律違反(強姦)などの疑いで起訴されたチョ(48)氏に対する上告審で無罪を宣告した原審を確定した。
判決文などによると、チョ容疑者は2011年8月に息子が入院していたソウルのある病院で、当時女子中学生だったAさんと偶然出会い「芸能人にしてあげる」と、翌年5月まで常習的に性暴行した疑いで裁判に持ち込まれた。
チョ氏はAさんの家出を誘導し、一ヶ月間同居した疑いも受けた。 Aさんはこの過程でチョ氏の子供を妊娠した。
チョ氏は裁判の過程で「Aさんと結婚を前提として恋人関係を続けてきた」と主張した。 1審と2審裁判部はチョ氏の主張を排斥し、それぞれ懲役12年と懲役9年を宣告した。
しかし、最高裁は2014年に検察が指摘した性暴行以降もAさんがチョ容疑者と継続して会っていた点と、Aさんがチョ氏に「愛してる」という手紙を送り続けたことなどを根拠に、無罪の趣旨で事件をソウル高裁に差し戻した。破棄差し戻し審は2015年10月、チョ氏に無罪を宣告した。
破棄差し戻し審は「最高裁が無罪の趣旨で事件を破棄差し戻しした主な根拠は、Aさんがチョ氏に送った電子メール、接見記録などである」、「これを見ると、チョ氏とAさんが互いに心配している内容が多く含まれている。チョ氏の恐怖と強要で手紙などを作成したという、Aさんの供述は受け入れ難い」と述べた。
破棄差し戻し審の宣告以降、多数の市民団体が「児童・青少年性暴行被害への無理解と偏向姿勢をそのまま見せた」と無罪判決に反対する立場を表した。
検察も破棄差し戻し審を不服として上告したが、この日、無罪が確定した。
ソース:朝鮮日報 2017.11.09 11:42(韓国語)
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2017/11/09/2017110901321.html