メスのイルカは性行為で快楽を感じ、オーガズムに達しているかもしれない、という研究結果が発表された。クリ◯リスが大きく、よく発達しているからだという。
この研究を行ったのは、米マウント・ホリヨーク大学のチーム。イルカの性行動を解明するために、自然死して浜辺に打ち上げられたイルカ11頭の死骸からクリ◯リスを採取、スキャナーによる検査や解剖などで詳細に調べた。
「イルカは一年中交尾する。生殖のためだけでなく、互いの絆を強化し、社会性を身に着けるために」と、同大学のダーラ・オーバック博士は語る。
「ボノボや人間など、一年中セ◯クスする他の種は、性行為で快楽を感じることが知られている。そこで私たちはイルカも性的に快楽を味わうのではないかと思った。
その疑問を解明するために、クリ◯リスの構造や、性的快感を経験することで知られている他の動物との比較を試みた」
今回の研究から、ヒトとイルカのクリ◯リスに多くの類似点があることがわかった。イルカの場合もクリ◯リスが敏感で、性的興奮によって充血する可能性がある。
また、イルカのクリ◯リスには予想以上に太い神経が数多く集まっていることもわかった。この神経の束は、オーガズムを経験する他の哺乳動物よりもはるかに太かった。
(続く)
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