https://merkmal-biz.jp/post/110974
1994年度に約6万か所あったガソリンスタンドは、2025年3月末に2万7009か所まで減少。全国1718市町村の22.1%で3か所以下となるなか、月22万Lを担う拠点と充電月43回の現実が、地域経済の土台の揺らぎを映す。
ガソリンスタンド(SS)が30年以上、減り続けている。1994(平成6)年度の約6万421か所を頂点に、2025年3月末には2万7009か所(55%減)。この数字は、燃料を売るという商売が根本から立ち行かなくなっている現実を映し出している。
これは、どこか遠い場所で起きている緩やかな衰退ではない。ある一線を越えた瞬間、その街の経済を止めてしまう怖さを秘めている。拠点が消えることは、残った店が潤うことを意味しない。むしろ、住民が「出かけること」そのものを諦め、地域全体の需要がまるごと消えてしまう悪循環を招くからだ。
2025年3月時点で、スタンドがひとつもない市町村は11か所。ひとつしかない場所は97か所、3か所以下という地域は381か所に及ぶ。全国にある1718市町村の2割強、22.1%で拠点が3か所を下回っている。暮らしを支える仕組みは、網の目のように広がってこそ、万が一の事態に持ちこたえる。しかし、今の状態は網ではなく、つながりの危うい「点」にすぎない。どこか一か所が閉まったり、災害に見舞われたりすれば、その地域の供給はたちまち止まってしまう。
たとえ今この瞬間に給油が必要なくても、「いつでも車で移動できる」という状態を守ること自体に価値がある。これをオプション価値と呼ぶが、今の燃料価格にはこの価値は乗っていない。商売としての売り買いだけに任せている今のままでは、地域が生き残るために必要なコストを、価格に正しく反映させることは難しい。
皮肉なのは、車がなければ暮らせない地方ほど、拠点が消えていることだ。2008(平成20)年度から2023年度にかけて、路線バスは約2万3193km、鉄道は約632.9kmの路線が姿を消した。地域鉄道の83.3%、路線バスの73.7%が赤字に苦しんでおり、交通手段が細っていく流れは止まらない。
大きな都市での車の利用率は平日に32%程度だが、地方では61%に跳ね上がり、休日には76%にまで達する。車が命綱であるはずの場所から、給油拠点が消えていく。この矛盾を放っておけば、動く手段を失った住民が溢れかえり、街そのものが立ち行かなくなる恐れがある。
数字を突き合わせていくと、現実の厳しさが浮かび上がってくる。2024年のガソリン販売量は約4012万kL、軽油は約3170万kL。合わせて7182万kLにのぼる。国内2万7009か所のスタンドで割れば、1か所あたり月に約22万1700Lを配っていることになる。これが、今の拠点が地域で担っている役割の重みだ。
一方で、スタンドに置かれた「EV急速充電器」の利用は、ひと月あたり平均してわずか43回にすぎない。1回30kWhとして計算すると、月の合計は1290kWh。ガソリンに換算すれば、たった143L分だ。22万Lと143L。その差は
「1550倍」
という、途方もない開きがある。この開きは、燃料が持つエネルギーの「濃さ」という物理的な違いが、そのまま商売の壁になっていることを映している。これほど規模が違えば、利用が伸びないのも無理はない。一瞬で終わる給油と、どうしても時間がかかる充電。この埋めがたい差が、数字にそのまま表れている。
充電器が商売として成り立つには、一般道で月150回、高速道路では200回ほどの利用が欠かせない。だが現実は厳しく、スタンド併設で43回、道の駅で52回、高速道路でも117回。一般道では必要な回数の3分の1ほど、高速道路でも6割に届かないのが実情だ。
こうした赤字を埋めているのが、税金による補助だ。2024年度の仕組みでは、置くためにかかる費用の最大3分の2が補助され、1基で数千万円という公金が注ぎ込まれる。例えば4500万円の充電器なら、3000万円が公費で賄われる計算だ。今の充電インフラは、自立しているというより、公的な支えによってかろうじて立っている。
今の支援は、置くための費用を出すことに偏っており、使い始めた後の管理や責任のあり方がはっきりしていない。そのため、役所と業者の間で需要の見込みに食い違いが起きやすく、使われない場所への投資を招きがちだ。
そして、この支えも2026年2月には終わりを迎えるかもしれない。補助がなくなれば、立ち行かない場所が続出するだろう。数を増やすことと、それを使い続けることは、まったく別の話なのだ。
スタンドが担ってきた役割は、燃料を売ることにとどまらない。長距離を走るトラックの軽油を供給し、冬場にはお年寄りのもとへ灯油を届ける。あるいは田畑を耕す機械を動かす燃料を賄う。
※以下引用先で
ないわけではないけどこれからどんどん減ることを考えるとガソリン車は苦しくなる一方だわな
移動販売の許可を法規含めてやらないと詰むだろう
ただ ガソリン危ないからなぁ
そういやあそこにもあったここにもあったってたまに思い出す
家業でやってたような店ばかりだから各店に特色があった
結局エンジン車のクビを締める結果に
バイパス沿いに大規模集約化が真っ先に進んだ業界だからな
基準が明確だから何処で買っても大差ないし
その農協スタンドが撤退しつつあるんで割と深刻な事態
それは困るね
出先で農協で入れようとしたら土日営業してなくて詰んだことがある
いつ潰れてもおかしくない
みんな隣の市のデカいガソスタに行ってるわ
安いし店がキレイだし
隣と言っても境界を越えたすぐソコでそれほど遠くない
そういうことは趣味でやってるだろうがタンクの耐用年数きたら速攻で廃業するよ。タンクの更新はムリゲー
割高なEVに替える余裕もないのがつらい
問題は利便性だろうな。
あまり不便になるとEV化が進むと思う。
タンク交換で数千万なんか払えるわけない
法規制で古い地下タンクのあるガソスタは莫大な費用をかけて改修しないと営業できなくしたから採算が微妙なガソスタは一気に閉店した
それでもEV車なんて普及しないけどな

The post 「給油できる店がない」ガソリンスタンド「ピーク比55%減」の現実、EV充電器だけでは支えきれない地方インフラの危機 [七波羅探題★] first appeared on あらまめ2ch.
Copyright © 2026 あらまめ2ch All Rights Reserved.










