教え子である9歳から12歳までの小学生女児10人に対し、強姦46件、強姦未遂11件、強制わいせつ13件、 児童福祉法違反13件の罪に問われた元教諭に対して下されたのは、有期刑としては最も長い懲役30年の判決だった。
9月14日に広島地裁で行われた判決公判に出廷したのは、広島県三原市の元公立小教諭・森田被告(43)。
灰色の半そでシャツに灰色のズボン姿の同被告は、裁判長が主文を読み上げる際に、直立の姿勢を保っていた。
緊張のためか、胸が小刻みに拍動しているのが傍聴席からでも見て取れる。
「気に入った女児がいると、森田被告はまず膝などに乗せて反応を見ながら、徐々に胸などを触っていました。
そして、空き教室や自家用車内などの人目につかない場所で女児を暴行。
その際にはあらかじめ、ビデオカメラや女児のはき替え用のパンツ、さらにマット、潤滑用のシェルやローターなどの玩具まで用意していました」(捜査関係者)