昨年1年間に出会い系以外の会員制交流サイト(SNS)を利用して性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子供は1811人だったことが14日、警察庁のまとめで分かった。
最多となった前年から2人減ったものの、依然として高水準となっている。
被害者には、平成29年10月に発覚した「座間9人切断遺体事件」で当時高校生だった15~17歳の女性3人が含まれる。
全体の5割強に当たる991人が高校生で、中学生624人、小学生55人など。
罪種別の被害を見ると、淫行などの「青少年保護育成条例違反」が最多の749人で横ばい状態。
金銭を渡してみだらな行為をする「児童買春」が399人、自画撮り被害を含む「児童ポルノ」が545人だった。
被害者が最も多いサイトはツイッターで718人。
同じ複数交流系のLINE(ライン)は80人だった。
ほかにチャット系の「ひま部」214人、「マリンチャット」78人など。