「黒=無難で汚れも目立たへん」みたいな風潮やった時代に、ジョブズが突然「イヤホンは白や。」って言い出したんや
で、iPodのCMをこうした
真っ黒なシルエットの人間が踊って、バックはド派手なカラー
で、そこに白いイヤホンだけ浮かび上がる
これよ
この発想、頭おかしい
普通のCMなら「何曲入る」「高音質です」って言うやん?
でもジョブズはそんなもん一切言わん
ただ踊るシルエットと白いイヤホンだけ
しかもこの白イヤホン戦略がマジで天才でな
街歩いてる人が白イヤホンつけてたら、「あっ、あいつiPod持ってる」ってすぐ分かる
つまり、広告が歩いとる状態や
他社「黒ケーブルの方が汚れ目立たんしコスト安いやろ」
ジョブズ「バカ。目立たんと意味ないやん」
結果、Appleが街そのものを広告にしてもうた
世界中が歩くビルボードや
「イヤホンは白にしろ。」
社員「えっ、白!?ダサいし汚れますよ!?」
ジョブズ「だからええんや。目立つやろ。」
ここが天才や
他社が機能性とかコスパで作ってる横で、ジョブズだけ街でどう見えるかを考えてた
つまりデザインの視点が社会学レベルなんや
結果どうなった?
白いイヤホンつけてる奴=iPod持ってる奴=カッコいいって図式が世界中で成立したんや
当時の街はマジで凄かったで
通勤電車で黒イヤホンの群れの中に、白イヤホンの奴一人いたら全員そっち見たもん
白イヤホン=時代の最先端
黒イヤホン=過去の遺物
たった色変えただけで、ここまで世界をひっくり返した
「俺はApple信者です」って言葉いらんねん
耳から白いコード垂れてるだけで伝わる
それがもうファッションやった
CMでも本体じゃなくてイヤホンを主役にしたやろ?
黒いシルエットの人間に、白イヤホンだけ浮かせて踊らせる
あれでもう世界中の人間の脳に「Apple=白いイヤホン」って焼き付けた
みんな「でも白じゃないんやろ?」って感じや
ジョブズは音楽を売るんやなくて、体験を売ってたんや。
イヤホンをつける=時代の真ん中にいる感覚
当時のApple社員が言うとったんやけど、あいつ「黒は隠す色、白は見せる色や」って真顔で言ったらしい
普通の経営者がそんな言葉言うか?詩人やん
他社は機能を隠すデザイン、ジョブズは存在を見せるデザイン
つまり、製品じゃなくて使ってる自分を輝かせる設計やったんや
それが結果的にApple信仰を生んだ
人は製品じゃなくて自分の未来を買うんや
「iPodを持つ=自分がアップデートされる」みたいな幻想を作ったんや
街中でみんながAppleの宣伝してくれてるようなもんや
看板より強い広告や
街で知らん人同士でも、お互いの耳から白い線出てたら「仲間」って感じやったんや
ウォークマンで外に出るようになったとはいえ、黒いイヤホンでこっそり聴く文化やったんや
でもジョブズは、それを外に見せる行為に変えた
白イヤホンは見せびらかすリスニング
音楽を聴くって行為をスタイルに昇華させたんや
ほんでみんな「俺も白イヤホンつけたい」ってなる
人は理屈じゃ動かへん
「これ欲しい!」って感情を植え付けたもんが勝つ
白イヤホンはその最高傑作や
音楽を聴くための道具やなくて、「自分がイケてる」と思うための装置になった
学生時代、リスボンの通りでビートルズ聴いた話をよくしてたらしいけど、あの感覚をプロダクトで再現したいって本気で考えとった
つまりiPodは、ジョブズにとってポケットの中の青春やったんや
音楽を持ち歩くんやなくて、感情を持ち歩く装置
それを白いイヤホンで世界に可視化したんや
イヤホンの色変えただけやぞ?それだけで世界中の人間の価値観ひっくり返したんや
こんな芸当できる奴、もうジョブズ以外おらん
ジョブズ「白にしろ」
社員「……は?」
ジョブズ「だって白の方が気づかれるやん」
ここでもう常人と視点ちゃうんよ
他の経営者は隠すデザイン作るけど、ジョブズは見せるデザイン作っとる
見られてナンボやと
自己顕示の美学やねん
電車乗っても黒、通学路でも黒
そん中で一人だけ白イヤホンしてたらそりゃ目立つわ
「うわ、あいつiPod持ってる…!」ってなる
これ、もう広告より強い
CM打たんでも人間そのものが広告塔になってた
社員が「この白どうですか?」って何十種類も持ってきても「違う」って突き返す
「これは家電の白や。俺が欲しいのは未来の白や!!!!」キレ散らかす
結果、ミルキーホワイトっていう絶妙な白を完成させた
もう狂気の職人や
社員が「コードもっと絡みにくくしたいです」って提案したら、ジョブズが「いや、絡まってるくらいがちょうどいい」って言ったらしい
理由がもう狂気
「ポケットから出す瞬間に白がチラッと見えるのが美しい。」
もう音質とか機能性ちゃうねん美意識でイヤホン設計しとんねん
ジョブズは「女性でも首元が綺麗に見える長さ」に調整させたって言われとる
どんだけ神経質やねん
もはやイヤホンやなくて、ネックレス感覚やった
ジョブズは言ったんや
「Apple製品は人が使って完成する彫刻や。」
つまりイヤホンも、iPodも、iPhoneも、人間に着けられて初めて作品になるっていう思想
そらもう普通の経営者ちゃうわ
こいつは企業のトップやなくて、ルネサンス期の芸術家や
人類史の転換点や
そして同時に、人類は初めて世界をBGMにできるようになった
電車で通勤してる自分
信号待ちしてる自分
仕事帰りに夜風に当たってる自分
全部、自分のテーマ曲で演出できるようになったんや
あの白イヤホンがあったから、スマホ文化が生まれたんや
白イヤホンで音楽聴く→ポケットの中に世界を持つ→その延長線上にiPhoneがある
つまり、白イヤホンが「人類にデバイスを身につけさせた最初の習慣」やったんや
それを創ったのが、スティーブ・ジョブズや
他の経営者は機械を作った
ジョブズは感情のインターフェースを作った
ほんまに戦略が優れてるんだろうな
でもiPodの白イヤホンは違う
着るもんになった
つまりジョブズは、デバイスを服のレベルまで落とし込んだんや
イヤホン=衣服の一部
iPod=アクセサリー
パソコン=ファッション
こんなん狂ってるやろ
IT企業のトップが、ファッションブランドの思考してたんやから
そら他の経営者が何年経っても追いつけるわけない
「世界で最も使われているイヤホン」という地位を手に入れたメーカーなのに
築き上げた地位を投げ捨てる覚悟でiPhoneからイヤホンジャックを廃止してAirPodsを出し
「世界で最も売れている完全ワイヤレスイヤホン」で業界を再び塗り替えた
極めて異常な企業なんだよな
ほんまに全部、あの細いコードから始まっとる
だってみんな「自分の好きな音を、自分のタイミングで聴く」って感覚がiPodで刷り込まれたんやからな
それまではテレビが「今この番組見ろ」って命令する側やった
ジョブズはそれを「お前のタイミングで再生しろ」に変えた
YouTubeが成立したのは、iPodが再生ボタンの自由を教えたからや
普通の企業ならiTunesやiPodレベルのクソデカ成功体験からそんな早く切り替えられず聴き放題に飲まれてる
夜のコンビニ前、白イヤホンつけてスマホ見てる奴
それもう現代の考える人や
カフェインアレルギーだったんか?
普通に黒が欲しいわ
ティム・クックに期待しよう
それ持ってる事がステータスで持ってない奴は貧乏人のレッテル貼られる
それでみんな躍起になって持ち歩いてるねん
ジョブズは人のそういう見栄というのを良く理解してるよな
人々の見栄とか自己顕示欲を刺激してのし上がった企業やからな
常軌を逸してるから
どう転んでも面白い事やってたよな

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