女子高校生がオシャレと考えるスカート丈は地域によって違うのでは? そんな疑問から全国各地に
勤務する記者が、地域のスカート丈事情を取材しました。すると、各地の高校生の制服に対する“こだわり”が 見えてきました。
きっかけは、大阪で勤務した茨城出身の湊彬子記者の“驚き”でした。湊記者は「スカートは短い方が
オシャレ」というのが一般的だと思っていたのですが、大阪の高校生のスカートは長かったのです。
各地の高校生の“オシャレ丈”を知るべく、14都道府県の主要駅前などで調査資料に基づいた目視調査と、 インタビューをしました。調査総数は約2400人。イラストでは、各地域で一番多かった長さを紹介しています。
際立ったのは関東都心部と大阪の違いです。東京と横浜ではミニが多いですが、大阪はひざが隠れている人で 6割を占めます。大阪の生徒は「ひざ丈はめっちゃださい。限界まで下げてる」と話しました。大阪のお隣の兵庫の 神戸や西宮は“お嬢様風”の着こなし。「短いとコスプレみたいになる」という声が聞かれました。
一方で、滋賀は ひざが完全に見える人で9割に達するなど、同じ関西圏でも差があります。
札幌、関東各地、名古屋、津山(岡山)でもひざより上が半数を超えました。札幌では、冬場は「タイツをはいて、 丈は変えない」というたくましい声が複数聞かれました。学校から出たらスカートを腰の部分で折って短くするという 群馬の高校生はこう話します。「JK(女子高生)は一生に一回。しばられちゃいられないですよ」
調査した記者は20代後半が中心です。調査地点が出身地とは限りませんが、「自分たちの頃より丈が長い」との 意見が多く出ました。定番の紺ハイソックスをたるませてはくのが流行するなど、時代による着こなしの変化もあるようです。
http://www.asahi.com/articles/ASK7R012YK7QUCVL00V.html
左は臭そう