大声でそう叫ぶのはアイドルグループ、SKE48の元メンバーで卒業後は女優として活躍する松井玲奈(25)だ。
東京・下北沢の本多劇場で上演中の舞台「ベター・ハーフ」(17日まで。その後地方上演)の一場面。演出家の鴻上尚史氏の作・演出で2015年4~5月に初演された。
キャストは松井に風間俊介(34)、中村中(32)、片桐仁(43)の4人。松井以外は初演のメンバーだ。初演と大幅な変更はなく「鴻上さんがもう1回同じコースで、同じ直球を投げてやりましょうということでした」と風間。
新メンバーの松井は「プレッシャーはすごい感じます。けいこのスピードに追い付くのが大変」としながらも「私が入ったことで、別の側面の『ベター・ハーフ』を感じていただければ」と変化を期待させた。
松井の役どころは、芸能界デビューを夢見るデリヘル嬢。中村演じるトランスジェンダーのピアニストの依頼で身代わりになって、ネットで知り合った広告代理店のサラリーマンに会いに行くことから、すれ違いの物語が始まる。
「フェラチオ」以外にも、嫌な客から逃げるとき「キンタマ」を蹴ったとか、「フェラチオは手を使っちゃいけない、口だけでやるの」「尿道から裏筋まで攻める」「いきなりなめて出しちゃえばいい。男なんて出せばOK」「男のチンチンくわえてんだよ、分かってる?」とな風を送り込んでいる。
松井は「アイドルを目指していたところは私も同じでしたが(それ以外は)苦戦しながらけいこしました」と振り返るも、鴻上氏は松井の舞台度胸に「この3人の中でよくやっていますよ、大したもんですよ」と太鼓判を押した。
演劇サイト記者も「とにかく本当の女優になりたいと必死のようです。先日まで放送されていたテレビドラマで、重要な役回りを任せてもらっていました。今回の舞台もたった1人だけ新入りということで、やりにくい状況かと思いますが、周囲の期待以上の力を出していると思いますよ」と絶賛する。
AKBのOGも女優志向が多数派だ。元AKBという肩書を周囲が忘れるころまで出演が続けば本物の女優になる。
http://www.zakzak.co.jp/ent/news/170703/ent1707031578-n1.html
鴻上尚史のセクハラ脚本か