朝食抜く若者27% : 小・中学生も増加傾向
農林水産省が公表した2018年度版の食育白書によると、20~30代の若い世代で朝食を「ほとんど食べない」と答えたのは17.9%で、前年度より3.1ポイント増えた。「週に2~3日しか食べない人」も9.0%おり、合わせて3割近くが朝食を抜きがちで、パワー不足のまま1日をスタートしていることになる。
小学6年でも「全く食べない」「あまり食べない」が合計5.5%、中学3年で8.0%に達し、それぞれ前年度より0.9ポイント、1.2ポイント増えた。
子どもの朝食欠食は近年、増加傾向にある。過去の調査によると、朝食を食べない理由は小学生、中学生とも「食べる時間がない」「食欲がない」がそれぞれ約4割。また、就寝時間が不規則なほど朝食を食べない傾向がある。
農水省では「子どものうちに健全な食生活を確立することは、健全な心身を培い、豊かな人間性を育む基礎。朝食を毎日食べることは、基本的な生活習慣を身に付ける観点から非常に重要」と指摘している。
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