手引は、小、中、高校と特別支援学校での性教育の考え方をまとめた。学習指導要領を超える授業について、都教委が昨秋から実施してきた産婦人科医による中学校でのモデル授業を例に、コンドームやピルでの避妊や人工妊娠中絶を含む授業の流れ、保護者への通知文案を掲載。授業を受けた生徒の94%が「役に立つと思う」と回答したアンケート結果も載せた。
性の多様性にも初めて言及し、性同一性障害や性的指向などへの配慮を明記。改訂前の手引に不適切な性教育として掲載した都立七生養護学校(現七生特別支援学校)などの例は削除した。手引は4月から活用される。
「現場の先生を縛るのではなく、豊かな実践のために」
この日の教育委員会の会合では、委員から「現場の先生を縛るのではなく、豊かな性教育の実践のために活用を」と注文が付いた。傍聴した一般社団法人「人間と性」教育研究協議会の水野哲夫代表幹事は「国際基準には程遠いが、積極的に性教育を行ってもバッシングされないとの安心感は広がるのでは」と話した。
手引は1994年度から作られ、今回は2度目の改訂。作業中の昨年3月、足立区立中学校が性交や避妊など学習指導要領にない内容を教えたとして都議が問題視し、性教育のあり方が議論を呼んだ。
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/13614/
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