その上、パニック障害、糖尿病、そして知的障害を抱えていた。
また自分だけでなく子どもも自閉症にくわえて入院が必要な病気も抱えているという。
「他の風俗店ではそもそも面接すら通らない。応募者全採用の激安店で、不特定多数の男性客を相手に生本番をはじめとした過激なサービスをやる以外に稼ぐ道が無いのだ」
わずか200円の追加報酬で飲尿や顔面排泄などの拷問に近いプレイも受け入れるしかない。
そんな真理子さんは、知的障害の療育手帳を取得し、生活保護を受給していた。
こうした女性たちは、福祉サービスに繋がっていないどころか、その存在さえ知らないというケースが多いと指摘されていることを思えば、
真理子さんは「しっかりしている」と感じられる。しかし福祉や行政に繋がりさえすれば救われるということは決してないと著者は主張する。