また、体内からは大量の水を飲んだ形跡が見つかっており、生前「水責め」にされていた可能性もある。
英紙「ザ・サン」などによると、被害者はオルガ・クロドヴァさん。
彼女は春をひさぐ一方で、ポルノ女優としても活動していた。
この日は、「愛する人に会いに行く」と親戚に話していたという。
その愛する人とは、このアパートの住人であるアンドレイ・デメンコフ(32)を指していたとみられ、警察はこの男を殺人容疑で指名手配しているが、現在までのところ逮捕には至っていない。
デメンコフにはサディズム的な性的嗜好があったようで、7月にも女性に対する暴行事件を起こしている。 被害者女性は4日間拘束され、繰り返し暴行を受けていたという。
その後、デメンコフは身柄を拘束されたが、保護観察処分となり、実刑を回避している。
このほかにも4人の売春婦に、それぞれ重軽傷を負わせた疑いもあるという。
デメンコフは、天然ガスを独占するガスプロムの元重役。
さらに、彼の父は元警察官で、ビジネス界に身を移したのち、大物となった人物として知られている。
凶悪事件を犯しながら、デメンコフが実刑を逃れることができたのは、こうした経済力を武器に、被害者らに高額な示談金を用意したためとみられている。
また、父親は政財界に人脈を張り巡らせており、その名刺には「複雑な問題も解決します」と書かれているという。
ロシアのネット上では、デメンコフが連続傷害事件を起こしながら実刑を回避していることや、殺人を犯しても逃げおおせている現状の裏には、父親の力添えがあるのではないかと勘繰る声もある。
ちなみに殺害されたクロドヴァさんは今年初めに男の子を出産したばかりだったといい、さぞかし無念だったことだろう。
鬼畜殺人犯に正義の鉄槌が下ることを期待したい。
写真:アンドレイ・デメンコフ容疑者。現在もシャバにいる
http://www.cyzo.com/2018/10/post_177617_entry.html