検察側は論告で「介抱するかのように女性に近づき、睡眠薬を飲ませて抵抗できない状態にしており、犯行態様は極めて卑劣」と指弾。「睡眠薬を持ち歩いて始発時間帯に標的となる女性を探すなど顕著な計画性も認められる」とし、常習性や被害者の処罰感情を踏まえて「長期の実刑は免れない」と述べた。
弁護側は「悪質な犯行で弁解の余地はない」としつつも「余罪も含めて認め、反省している」と説明。「被告には強い更生の意欲もあり、更生を後押しする判決を」と求めた。
起訴状によると、被告は2010年10月から16年6月までの間、電車内で寝込むなどした見知らぬ女性計9人を相模原市中央区の当時の自宅に連れ込み、わいせつな行為や乱暴するなどした、とされる。
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