サッカーW杯を控えた5月、対戦国の実力と素顔を探るという取材機会を得て、私は生まれて初めてポーランドを訪れた。
そのころ、日本では大相撲で女性看護師が土俵から降りるようにアナウンスされた、いわゆる「女人禁制」の問題や、
ちびっこ相撲に女の子が出場できなかったなどの問題があり、相撲とジェンダーを巡る問題が連日ニュースや情報番組で取り上げられ、有識者も加わり喧々諤々の議論が行われていた。
そんな中、ワルシャワ近郊でジュニア相撲の全国大会があると聞き取材に出かけた。
会場に入り正直驚いた。この日の出場選手は300人だが、主催者によると半分の150人近くが女子選手。とにかく女子の元気が良く、会場では常に少女たちの歓声が響いていた。
長い金髪をまとめ、中には化粧を施し、マニキュアを塗った少女力士の姿もみられる。
もちろん礼に始まり礼に終わるという基本姿勢は守られているのだが、会場からは、むしろカジュアルなスポーツの匂いがした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00010003-fnnprimev-int
“マワシ締めちゃった”ポーランドの少女力士たち