メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第566回をよろしくお願いします。
2025年で終わってしまったもの3選
今回は2025年で終わってしまったもの。3つ語りますが、最後は少々辛辣です……。
①ストリートファッション
時代は変わるもの、価値観は変わるもの。
「流行なんて気にしないよ」と言うかもしれませんが、それこそが実はオジサンの始まりであり、老害の最初の一歩。
なぜなら80年代のかっこいいと90年代のかっこいいと00年代のかっこいいは全部微妙に異なります。
父親のワードローブから80年代の着こなしをまんま引っ張り出してきて、「かっこよくなるか?」と言われたら、誰もがNOと思うでしょう。
流行を気にしすぎる必要はありませんが、せめてある程度理解はしておかないと「青春時代のかっこいいをそのまま続けている痛いオジサン」になる“裸の王様”になってしまうのは自明の理です。
シュプリームに熱狂する時代はそろそろ終わり
さてそんな流行ですが、長らく続いたストリートのトレンドがいよいよもって陳腐化し、徐々にクラシックな装いが人気になってきています。
ダウンジャケットにダボダボのデニム、ハイテクスニーカーにNEW ERAを合わせた着こなしはだんだん街でも見かけなくなってきました。
ダブルブレストのジャケットやシックなモノトーン・ブラウントーンの色使い、ネクタイルックなど徐々にクラシックな装いが多くなり、「カジュアル冬の時代」が訪れるように。
象徴するのはスニーカートレンドの終焉で、今やNIKEでもローファーを出す始末。シュプリームに熱狂する時代はそろそろ終わりみたいです。
もちろんおしゃれな人はストリートファッションを上手く活かせるかもしれませんが、軽々に手を出すべきではなくなってきたのです。
②オーバーサイズシルエット
こちらも長らく続いたオーバーサイズトレンド。「終わり」と書くと大袈裟かもしれませんが、少なくとも「オーバーサイズ一辺倒」の時代は終わりを迎えそうです。街を歩いていても細身のトップスを選んでいる人が少なくない。
ブランド側もオーバーサイズだけでなくコンパクトなフィッティングのシャツやTシャツ、アウターなどを展開してきており「オーバーサイズだけ」から「オーバーサイズもジャストサイズも取り入れたスタイル」が増えてきているのです。
そもそもオーバーサイズはオンライン通販全盛の今の時代にマッチしています。
サイズを多少ミスっても痛手の少ないトレンドだからこそ流行が続いていたのもあります。
特にコロナを引きずっていた近年においては店頭でモノを見れない状況があったからこそ皆「サイズを気にせず通販で購入できる」オーバートレンドがありがたかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03dceeeb8c1a7eadcb482f8c2b6f04efda4db011
複雑なシルエットを試着して購入する流れに
しかし、オフラインの需要もすっかり元通り。今ではコンパクトなサイズや立体的なパンツ(バレルレッグ)など複雑なシルエットを試着して購入する流れが出てきています。
とりわけ顕著なのがアウターで、ビッグサイズから激変。驚くほど丈が短くコンパクトなショート丈のブルゾンなどが台頭。今年の春は特にそれらが多い。
しかし、それにタイトフィットのパンツを合わせるのではなく、ワイドを合わせるスタイルが多いので「ビッグシルエット終焉」というより正しくは「ビッグシルエット“一辺倒”の終焉」と言えるのです。
③ハイブランド/ラグジュアリーブランド
中国経済の経済低迷・消費減退により2024年あたりから低調にシフトしているラグジュアリー。LVMHグループは2024、2025年度ともに減収減益となっており、特に主力のファッション・レザーグッズ部門が顕著な落ち方となっています。そこで彼らは新興市場である中東やインドに勢力拡大するとともに、商品単価を上げ、この不況を乗り切ろうとしている様に思えます。
「貧すれば鈍す」と言いますが、最近のラグジュアリーはそれまであったアート性や革新性に欠ける部分があるのは、僕だけでなく欧州のファッションメディアのいくつかも取り上げているところ。
あまり世間では知られていませんが、ディレクターには売上に対する責任が課せられることが多い。
グッチやディオールなど今季からガラリとディレクターが交代しており話題をさらっていますが、「新しい潮流を作る」といったアート的な命題よりも、「売上獲得」といったビジネス的な命題の方が彼らの心配するところ。顧客よりも株主を意識するあまり昨今のラグジュアリーは精細を欠く内容が多いのです。
グッチなのに凡庸な提案で勝負している
たとえば、バレンシアガのデザイナーはグッチに鳴物入りで移籍したのですが、グッチのアイコンであるホースビット(ローファーについてる金属パーツのアレ)をデニムにつけたなんとも凡庸な提案で勝負。
もちろんかっこいいのですが、稀代の天才デザイナーでも「守り」に入っているのは誰の目にも明らか。グッチのアイコンであるホースビットを売れ筋であるデニムにつけるという保守的な提案は、バレンシアガ時代の革新性からは想像もつかないものでした。
新興市場への売り上げ拡大を狙うため「アート性を高める必要」もないのでしょう。ファッションメディアやファッション系ライターはこのあたりに気づいているけど、書けない歯痒さがあります。
欧州のメディアでは近年のルイヴィトンのランウェイに対する批判的記事などもいくつかありますが、大手メディアはだんまり。自分たちの広告出稿元であるLVMHに牙を向けるはずもなく、ジャーナリズムは構造的にすっかりと腐敗しているようです。
実際、服好きたちは徐々にラグジュアリーからヴィンテージやドメスティックブランドなどへとシフトしており、時代の変化を感じています。もちろん気骨ある提案を続けるラグジュアリーもあるにはありますが……。
以上、終わってしまったもの3選でした。
着ていても男女ともに評価してくれないよね
新しいものは出てこない
もうモテるとかそういう歳じゃないし
そのパーカー持ってる、英Amazonでこうた
オッサンが若作りしてるファッション
自分の好きなファッションに自信を持て
自分が思うほど人は自分なんか見ていないぞ
逃げ道は無い
怒っていいと思うよ
サラの綿入れってマジで温かいんだな。
感動したわ。
でもじいちゃんのお下がりのボロボロのやつのほうが暖かいんだろ?
流行を追わなければ古くもならない
今までのは52歳の嫁が高校受験のときから着てたやつだったから綿がヘタって袖も短くて暖かくはなかった。
ただ、25年くらい奪い取って着てたから冬場は最早体の一部のようになる。
ロゴが意味不明「極度乾燥(しなさい)」が経営不振に陥った理由
「新鮮さが消えた」だけではなかった
PRESIDENT Online
2020/03/06 11:00
(´・_・`)
なんか大昔に人気なくなったらしいぞ

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