調査結果を基に、心と体が思春期に向けて変化し始める時期「10歳」の娘と母親がどう向き合えばよいかを学ぶ講座も開かれた。
■背伸びの心理、理解して
同社は2015年から、身体面や環境面で大きな変化が生まれる10歳の女子に焦点を当てた「『10歳の未来』プロジェクト」に取り組んでおり、その一環として毎年、意識調査を行っている。
今回は昨年9~12月に同社の小中学生向けウェブサイトで実施し、3299人(うち10歳は321人)が回答。
目白大心理カウンセリング学科の小野寺敦子教授らが、心身の成長度合いと親子の関係性について分析した。
自己肯定感を測る項目の回答を得点化し、合計の平均値を算出したところ、
10歳は2・87点で最も高く、11歳2・69点、12歳2・59点と年齢が上がるにつれて下降していき、16歳以上は2・16点となった。
また、「新しい友人がすぐできる」「誰とでもよく話す」など積極的に人と関わろうとするかどうかを測る項目を同様に得点化すると、9歳の3・09点が最も高く、10歳の2・98点が続いた。
こちらも年齢とともに下降し、16歳以上は2・34点だった。
自己肯定感が高い女子ほど「母親に下着や体のことについて相談する」「ファッションへの関心が高い」「人との関わりに積極的」「母親と『もっと一緒に過ごしたい』と思う」などの特徴がみられた。
女子の自己肯定感10歳ピーク ワコール調査
http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20180330000133
女社会も出る杭は打たれるから目立つことや自己主張は抑えめになる