テレビ東京の伊藤隆行プロデューサーが、1月2日に放送されたトーク番組「新春TV放談2018」(NHK)に出演。担当するヒット番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」(テレビ東京系)の裏側を語った。
同番組はタイトルの通り、各所にある池の水をすべて抜くことで、そこに何が潜んでいるのかを調査すると共に、迷惑外来生物の駆除などを行う新しいタイプのバラエティ番組。2017年1月15日の初回放送から反響を呼び、今年1月2日には第6弾が放送されるなど、テレビ東京の勢いを感じさせる人気シリーズのひとつとなっている。
この番組の企画は、伊藤プロデューサーによると「日曜日の放送枠がNHKの大河の裏、イッテQ!の裏で、『伊藤なんかやれ』と業務命令」を受けたことがそもそものきっかけ。「普通に戦ってもとんでもない数字が出てしまうだろう。やるんであれば、振り切るしかない」と考えていたときに、「ある事件のニュース映像で、警察の方が池の中を捜索している映像をたまたま見まして、何らかのお仕事の裏側をみたいな番組をやったら良いのかなという発想と、井の頭公園の“かいぼり”の映像がフラッシュバックしたようで、これで行こう。2時間全部。って思って企画書を書いた」という。
しかし、池の水を抜けば「いろいろ出てくるんだろうな」とは思いつつも、面白くなる確証はゼロ。それでも「とりあえずぶつかっていこう。テレビ東京は裏を気にしてもなかなか成果が出なかったりするので、あんまり調査、マーケティングみたいなところに頼らずに」企画をスタートさせたそうだ。
そんな「池の水ぜんぶ抜く」、番組内では「超巨大生物が出た!」などの煽りもあり、何が出てくるのかわからないワクワク感が視聴者を楽しませているが、「新春TV放談」のMCを務める千原ジュニアは「池の水抜くと、映せないものあったりしないんですか?」と素朴な質問。
これに伊藤プロデューサーは「映せないものはあります」と即答。ジュニアは「え…ちなみに何ですか?」と前のめりにたずねると、伊藤プロデューサーは「結構多いのが、“おとなのオモチャ”が出てきますね。やっぱり(池に)捨てている」と、絶対に放送されない裏側を明かしていた。
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