1 = 33歳 既婚者 子あり
海外在住
彼女= 33歳 聾者 子あり 離婚調停中
都内在住
ちょっと書き溜めてないんですけどゆっくり書いていきます。
質問あれば答えます。
当時はプロバイダーのメールアドレスやコンテンツが結構ネットの利用価値だった時代。
AOL というプロバイダを契約をしていて、そのAOLチャットというグループチャットで出会った。
もともと、ハビタットというニフティサーブでチャット自体が好きだった1は、特に出会い厨というわけではなかったけど、
彼女とは同い年かつ、彼女が聾者で1が手話に興味があったことで、
直接メールでのやりとりをするようになった。
彼女の写真をもらった、写真の彼女は、どことなく真鍋かおりに似た、
いわゆるさっぱりした美人系 だけど、どことなくかわいい感じだった。
当時の1は、高1の頃から付き合っていたあまりかわいくない彼女と別れ、
今度付き合う子はかならずかわいい子がいいと思っていたのと、
なんだか、障害をもっている彼女と付き合うことに
ヒロイックな魅力を感じていたので、積極的にアプローチをした、
最低だけど、健聴者の1が聾者の彼女と付き合って色々なことを
助けてあげたいというような気持ちが強かった。
当然恋愛経験がたくさんあるわけではなかった、1ヶ月とか2ヶ月とかメールのやりとりをして
手話を教えてほしいという名目で会うことになった、
ネットで出会った人と直接会うのは実は2回目で、1回目は中学生のころ、ハビタットで知り合った
エヴァが好きな女の子とエヴァのポスターを交換するというよく分らない目的で純粋に会ったのがはじめてだった。
>10 彼女との接点は30迄で終わっています。今は共通の知人から近況を少し聞くだけです。
デートをしたかったのでお台場を待ち合わせの場所に指定した。
オレンジのぶかぶかしたパーカとトートバックを持って待ち合わせ場所に行った、
彼女は確かデニムのスカートとデニムのジャケットだったと思う。
彼女の容姿は写真で見た通り、真鍋かおりに似ていてかわいかった。
お台場で昼ごろ待ち合わせをして食事もせずに夜の9時頃まで歩き回るという
何がしたいんだか分らないデートを実施した。
話はだいたい、自分がいかにリア充かみたいな話をしていたと思う。
お酒を飲んだとか、友達が悪だとか、酔うとキス魔になるとか、
彼女は結構無表情で話を聞いていたと思う。
最初は筆談で会話するのかと思っていたが、彼女は家庭内で唯一の聾者だった為
彼女は読唇術が上手く、私の言っていることはほとんど理解していたし、
彼女も手話ではなく、聾者が発音する少し聞き取りにくいが、理解の出来るような
声で話をしてくれたのでコミュニケーションは出来た。
今思えば、というか後で聞いた話によると彼女はあの時人見知りをしていて
緊張していて話をしたことをあまり覚えていないということだった。
これは決して1に対して恋愛感情があったからではなく、ただ単に彼女の性格でのことだった。
何かよく分らないけど、彼女は数か月前 ネットで出会った人を好きになり、
初体験をその彼としたというような話を聞いて、正直、そんなことが実際にあるんだと驚いたことと、
なんだか今好きになりかけている人が処女じゃないという童貞的な考えで悲しく思ったのを覚えている。
散々歩いた後、9時に彼女と別れる時、意味の分からないキスをしようとしたが
拒まれてそのままバイバイした。
まったく気づかず、次回に持ち越しだと思っていた。
その後も、何通かメールのやりとりをしたが、彼女から手話を真剣に学ぶ気が無いことを感づかれたのか、
次第に彼女からの返信がそっけない短文になりはじめていた。
1はそこでも何を血迷ったのか、彼女を新宿に呼び出し告白をしようと計画をした。
今思えば、明らかにトーンダウンしている彼女に対してどう考えても成功がしようないことだが、
自分が健聴者であるにも関わらず、彼女に対して偏見が無いということが、
彼女にとって大変魅力的であるだろうと勝手な考えを持っていた。
今考えれば、勝手というよりとても失礼な話だ。
実際、彼女が出す声は少し独特で、普通の人が聞くと、耳が聞こえないというより、
何かその他の障害があるのではないかというような、印象を持たれる声だった。
実際一緒にいて、彼女が声を発すると、若干驚いたような顔をする人は少なくなかったし、
1はそれを逆に変な優越感に感じているような所があった。
障害に対して偏見のない俺 みたいな感覚で
確かその時の彼女の反応はあまりよくなくて、ただ適当な相槌をしてくれてるだけのような気がした。
30分くらいたったころにいよいよ話のネタもつきてしまい、
彼女も用がある云々と話をし始めたので
彼女に好きになったので付き合ってほしいという気持ちを伝えた、
答えは当然ながら、NO なぜか分らないが、1の中ではNOと言われない自信があったのでとても驚いた。
場所は高島屋の入り口の前のベンチだったと思う。
彼女は1の告白のあとなぜか駅とは反対側の紀伊国屋の方へ一人で歩いていってしまった。
出会ってから告白までは確か4月から6月とか7月迄の季節だったと思う。
能天気で楽天的な1は夏休み前に、同様にグループチャットに時々顔を出して、
出会った大学生のお姉さんに会ったりしてみてやっぱり同じようにキスをしようとして拒まれて
みたいなやっぱり情けないことをしていた。
夏休みに入った頃に彼女から久しぶりのメールがあり、彼女の友達のお姉さんが
手話サークルを立ち上げたので、もしよかったら参加しないかというメールだった。
どういう脳内変換が起こったのか分らないが、彼女は1を振ったことを後悔したんじゃないかと思って
その手話サークルに顔を出すことにした、低身長でガリガリとは言ったが1は顔は少し
イケメン柏原崇似と言われる。だったので、そういうサークル内ではもてるのではないかという勘違いもあった。
これもまた見事にクズな発想だが。。。
手話のレッスンをしたり、時々スポーツをしたりしてとても楽しかった。
こうやって書いていると彼女が1のどこを好きになったのか全く分からないが、
サークルに参加をしながら、彼女と彼女の友達(聾者)とその彼氏と4人で遊びにいくようなことが何回かあった。
何かのきっかけで手をつないだりもしたかもしれない。
夏から秋にかけてそういう良い雰囲気ではあったが、特に付き合っていたというわけではなかった。
高3の冬になると彼女は彼女の高校の付属の2年間の専門課程に進むために勉強が忙しくなり
サークルへの参加がなくなってきた。
私はというと、あまり将来のことを考えておらず、高校がくれる専門学校の推薦で介護の学校に行こうと考えていた。
勉強等はしなくて良いと考えていた。
彼女と直接会う機会は少なくなっていたが、メールのやりとりはずっと続けていた。
クリスマスは少しだけ会って、確かおもちゃみたいな指輪を買った気がする、
彼女が何をくれたかは覚えてない。
当然この時点でキスとかもしていない。
専門学校に行こうと考えいたのだが、ひょんな所からハワイにある大学(語学学校付属)
に行かないかという話をもらい、留学という響きが専門学校よりも良かったので
それに対して準備をすることになった。
彼女に対する、格好つけの意味もあったと思う。
今はどうかは分らないが、当時は紙のテストで300点満点くらいだった気がする。
入学の最低ラインは97点とかそんなんだったと思う。
まぁその場合は当然語学学校に入学すること前提だったが。。。
試験自体は最後の問題のみ英語でのエッセイみたいなものだったが、あとは、
マーク式の問題だった。
ほぼ理解をしていなかったが、試験ではなんとか100点くらいの点数を取ったと思う。
年が明ける頃、1はハワイへの留学が決まり、彼女も試験に合格して進学が決まった。
良い関係ではあったけれど、なんだかいまいち次の一歩にいけるような状態ではなく、
逆に1は中学時代の同級生と駅で偶然再会をして、あまり深く考えず、付き合うことになっていた。
所謂遠距離恋愛の彼氏彼女というような内容ではないが、普段の生活とか、
気候とか、3か月くらい経っても部屋でジブリばかり見て勉強していなかった1の英語力は全く上達していなかったが、
かおりに対しては、だいぶ聞けるようになったとかしゃべれるとか 見栄をはったことを説明して
妙に情けなくなったのを覚えている。
英語は全然上手くならなかったが、同世代の日本人がたくさんいるハワイで
楽しく生活していた。
木綿のハンカチーフではないが、次第に彼女のことを考えることもあまりなくなっていた。
当然メールの頻度も減っていた。
>>31 頑張って下さい。 私も社畜です。
父方の祖父があまり容態がよくなく、多分最後の機会になるという話だった。
私は冬休みの3週間程度日本に帰ることにして、そのことをかおりに伝えた。
かおりは思いのほかとても喜んでくれて、どうせ会うのであればどこかに旅行に行きたいという話をした。
最終的に1泊旅行の出来る箱根に行くことになり、東京駅で12月22日に待ち合わせをすることになった。
正直1にとっては異性と二人きりで行くはじめての一泊旅行であり、かおりの気持ちがいったいどういう気持ちで行くのかが
分らなかった。 体の関係を受け入れるつもりなのかどうなのかとかそんな下衆なことばかり行くまで考えていた気がする。
約8か月ぶりにあった彼女はなんだか急に大人になったような感じがして、
対して1はもともと黒い顔が日焼けでより黒く、季節感に合わないというような話を笑いながらされた気がする。
泊まったホテルは一ノ湯なんたらというような宿泊施設だったように感じる。
一泊一人5000円くらいだったがきっちり割ったことを覚えている。
到着日は、ブリキのおもちゃ博物館か何かに行って、そのあとチェックインをして温泉に入った。
勿論混浴などではなかった。
夕飯がついていたので、二人で食べてそのあと部屋のソファで二人で2時間くらい話をしていたと思う。
浴衣からちらちら見えるかおりの足が少し気になっていた。
だれも聞かねえよ馬鹿じゃねーの?wwwwwwwww
クズなのだが、ベッドはツインで取っており、彼女はするするとブラジャーを外してベットに入った。
当然、1は展開を渇望していたが、1の希望に反しかおりは1に背を向けて
携帯をいじりはじめた。
こんな時間に長々とメールするなんて男がいるのかな等色々頭をいた。
こんなんじゃ ドキドキして寝れないよ とか思っている2秒後くらいには寝ていた。
後日聞いた話によると、かおりはその晩本当に一睡も出来なかったらしい。
朝散歩をして、朝食を食べたあと、お昼すぎの便で東京に帰る予定だったので、
荷造りをした、一泊なので対した荷物は無いのですぐ終わり、またソファで色々話をした。
ファーストキスの話やいない間に何か出会いはなかったか?等、なんだか合コンみたいな飲み会に
時々参加をしているという話を聞いてこれまたもやもやした。
部屋を出る時間がきて、彼女がドアに手をかけた時、
1の中では、こんなに何も進展もないまま、手を握ることもなく帰るのか。。。
という一種の寂しさが湧いた。
同時に彼女の荷物を持つ手をつかんで、ドラマの主人公張りに彼女を引き寄せて
抱きしめていた。
口でゆっくりさっきのは話の続きじゃないけど、僕とのファーストキスはいつになる?と聞いた。
彼女は 今な気がする と言ったので かおりと初キスをした。
駅のホームで当時もっていたデジカメじゃないカメラで二人の写真を自撮りした。
旅行では何枚か写真を二人で撮ったはずなのに、手元にあるのはこの写真だけだ。
別れる時に付き合おうという話になって、新宿駅で別れた。
そのあと1は、実家のある中国地方に行って、帰りは関西空港からハワイに戻った。
ちなみに祖父は会った3か月後に亡くなった。
ハワイに戻ってからは、皿洗いのバイトをしはじめたりして、
英語が少し上達したり、学校生活が楽しくなっていた。
4月になり、ハワイに来て1年がたち、語学学校も卒業することができ、
少しずつ、英語での本格的な授業がはじまった。
かおりとは 頻繁に恋人っぽい連絡を取り合うようになっていた。
時々、返事がそっけないなと感じることもあったが、あまり気にしていなかった。
この時20歳だったが、ようやくこれから自分がどういう風に生きていくかについて
考えるようになりはじめた。
確かにハワイは良い場所だったが、いずれ日本に帰る自分にとって学ぶ場所として本当に良い場所なのか
と考えるようになった。
と同時に時々mixiで見る日本で学生・特に大学生をしている友達が羨ましく感じていた。
当時はmixi がかなり流行っており、特に20代前半世代はかなりの割合でやっていた。
かおりのmixi とはつながっていなかったが、女々しいことに時々彼女の日記をチェックしたりしていた。
日記自体の内容にさほどやましい内容はなかったが、頻繁にコメントをする男友達らしき人物が
妙にかおりに 親しい感じがしてもやもやしていた。
私は滞在2年目の冬に 日本へ帰り、日本の大学に行くことを決めた。
勿論、かおりとちゃんと付き合えることもとても楽しみにしていた。
因みにもともとガリガリだった1は見事にアメリカ食事に適応しており、
日本に帰る時には20kgの増量をしていた。(トレーニングによるものではない。)
日本に帰ってからのかおりの反応は前の年の冬とは全く違く、何を話しても反応が薄いか
ネガティブな説明で返された。
少しはこういうことについて察する力がついていたので、
かおりの態度がとても気になっていた。
日本に帰ってから2回目のデート、場所はフレッシュなんちゃらバーガーっていうファーストフード店だったと思う。
彼女がトイレに行った時 置いて行った携帯がなった、当時は当然スマホなんてものはなく、
パカパカ携帯が主流で、彼女の携帯は画面を開かずともメールの受信通知とご丁寧にも内容が読めるタイプのものであった。
中身までは詳しくは見なかったが、男の名前と赤いハートマークが沢山ついていることだけは認識出来た。
トイレから帰ってきた彼女に中身までは見なくていいので、誰からメールが来ているのかフォルダを見せてほしいと話をした。
フォルダには、同じ名前の男からのメールが一日で20通近く来ていた。
かおりは1がいない間の寂しさに負けて連絡を取ったり会うようになったという話をしてきた。
頭に熱が上った1は、かおりを連れてすぐにペアリングを買おうという18の頃から何の成長のないことを言って、
彼女を引っ張り、マルイに行こうとしたが、
彼女の方から嫌だと言われてしまった。
今は向こうの彼の方が好きなの?と聞くと
彼女は 頷いたので、1は素直に聞いてその場から立ち去った。
散々ほったらかしておいて、揚句振られた彼女のことで、
勉強はおろか、受験する気も失せてしまい、当時はやっていたヤフーの喧嘩チャットを聞いたり、
映画やアニメを見てばかりして3ヶ月から4ヶ月過ごした。
て書きながら気づいたけど これはニートだ、、、
ニートとしての春がきて、梅雨になる位の時期に、中国地方に住む祖母に介護とまではいかないが、
生活のサポートをする必要があるという話を親からされた、
1はもう人生結構どうでもよいモードに入っていたので、
祖母と二人暮らしをするために、中国地方の祖母の家に住むことになった、
親がお金を出してくれて、河合塾にも通わせてもらう取り計らいをしてもらった。
祖母と二人の生活はちょっとシュールだったけど、なかなか快適であった。
遠距離で心変わりするのは仕方ないことだし責めないけど、だったら最初から待ってるとかいうなやクソが
・・・すまん俺の過去を思い出して取り乱してしまった。読んでるから続けてくれ
まあ男が浮気するのは男が悪い、自分が浮気するのも男が悪いって考えの生物ですし
そういう生き物なんだから受け入れるしかない
>>44 ありがとうございます。月並みな言葉なんですが、かおりに限ってそんなことは無いと思っていました。
>>45 本当ですね笑 と言いたいところなんですが、彼女は真性のまな板なので、難しいですね。
>>46 そうかもしれませんね、当時は受け入れることが出来なかったです。
>>47 続けます。
祖母のサポートの生活は介護という程のものではなくて朝ごはんを買ってきて
一緒に食べて、予備校にいって、夕方くらいには帰ってきて一緒にカープの試合を見て
夜は本読んだりして過ごした。
地方の予備校って高校からの繋がりが強くて元々そんなにコミュ力がある方ではなかった1は
ずっとぼっちだった、年齢もみんなより2歳上だし、祖母のこともあったので、自習室とかもほとんど利用しなかったけど
逆に、勉強に集中出来る環境ではあった。
かおりのことはほとんど忘れていたし、女の子がどうのとかっていう気持ちもあんまり無くなっていた。
そうこうしてるうちに8か月が経ち、元々中国地方の大学を受けるつもりだったけど、
祖母と親が東京の大学をと勧められた。
本線と全く関係ないけど、1の高校は進学校でもなんでもないどちらかと言うと大学行く人もそんなにいないような
高校だ。 勉強も決して得意ではなかったし、自分でも地頭がよくないなぁというのは常々感じていた。
余計なものがシャットダウンされていて規則正しい生活の中で勉強すると成績は
面白いように上がる。別に面白いとも思ってなかったけど。。。環境って大事なんだと思った。
年末に両親のいる、埼玉に戻って受験の準備をして1月から通り一遍の受験をした。
沢山の大学を受けたわけではないが、春には大学生になることが出来た。
大学生になった春ころ、かおりからメールが来た。
理由はなんだか分らないが、会いたいというような内容だったと思う、
今思い返してみると、まぁそんなひどいことをされた訳ではなかったが
ほいほいそのメールを見て会いにいく1は滑稽だし、結局振られたあとも
好きだったんだなと思う。
1年ちょっとぶりくらいにあったかおりはなんだか少し派手っぽくなっていて、
なんだかちょっとした嫌悪感すら覚えた、お互いの近況を伝えあって
1は大学に入ったことを話、かおりは例のメールの男と今付き合っている話をしていた。
1は急に変な嫉妬心が生まれたり、ここまで読んでこられた方は分ると思うが、
1は彼女と性的な関係を持っていなかったが、そいつはしょっちゅうやってるんだろうなぁ
とか下衆でばかなことばかり考えていた。
最後に彼女は元気でねとか言って手紙を渡ししてきた。
あの時(メールが発覚して別れることになった時)はごめん、
あのあとメール男と付き合った後、一回別れることになって1の気持ちが分った。
つらかったよね。
それが言いたくて今日は呼び出した。
元気でね!
みたいな内容だったと思う。
正直 ハァ?
な内容だったけど、それでも彼女に対する気持ちが再燃してしまっていた。
大学生活はそこそこ楽しかった。
年齢こそだいぶ上だったが、部活もやることが出来たし、
リア充ではなかったが、男友達何人かが出来た。
この頃の毎日の日課はかおりのmixi の日記をチェックすることだった
彼女は専科を卒業後大手の通信系会社に就職しており、山の手OLぽっく
ランチの写真をあげたり、週末は彼や友達と海に行ったみたいなことを書いていた。
かおりの話がしばらく出てこないので飛ばすが、
大学2年頃に1にも彼女が出来て昔ほどかおりのことを考えるようになったわけではなかったが、
就活をする間近で、彼女から連絡があり、仕事を変えたいというような相談を受けた。
社会人経験ゼロの1に話をしてもそんなに意味は無いと思っていたが、
彼女は所謂、障害者枠として入社しており、同世代の人間がする仕事よりも、与えられる仕事は
単純作業や本当に仕事のサポートばかりでつまらないし、嫌になるというような話をしていた。
話を聞きながら、確かにかおりは耳が聞こえないということはあるけど それ以外は非常に賢い女性だったし、
いくら枠がどうのであってもそんな仕事をさせる上司は無能だし見る目が無いなと思っていた。
実際、自分が就活をしたり就職をしたあとだったら、採用時の職種や枠というのが
ずっとついてまわるものだと分っていたがその時は本気でそういうことを思っていた。
1も就職をして静岡にある事業所で働くことになった。
大学時代から付き合っている彼女と遠距離恋愛をすることになったが
この頃かおりが結婚したことを知った。
手話サークルの共通の友達から聞いた話だったがどうやらメール男ではなくて
出来ちゃった結婚らしい。
1はその後大学時代から付き合った人と別れることになり、
その頃一度かおりに メールを送った、結婚のお祝いの言葉と
一緒にいった箱根旅行の思い出を書いた気がする。
彼女は細かいことまでは忘れたが箱根に行ったことと楽しかったことは覚えてる。
1も幸せになって下さいというような返信をもらった。
東京に帰ることになったことをかおりにメールしたらかおりから
もうダメかもしれないとかいうメールが返ってきた。
5年ぶりくらいに新宿で会うことになり、半休を取ってお昼過ぎに新宿のカフェで会うことになった。
東南口で久しぶりにあったかおりは確かにもうだめかもしれないっていう表情をしながら、
顔色もよくなく、もともと太ってはいなかったが、頬がこけてすぐに痩せたなぁと分るような
感じだった。
個室のあるカフェみたいな所で話をしていたけど、最初はあたりさわりの無い話をしていたが、
彼女が茶封筒を渡して、口で説明するのが難しいからこれを見て欲しいと言われた。
勿論旦那とうまくいっていないのかなぁということくらい想像がついていたが、
ファイルには、DVについての説明と一緒に旦那と知り合った経緯や交際時のこと、
現在の性生活まで結構生々しく書いてあった、
旦那のDVは結構ひどくて首をしめたり、鼻血が出るまで平手打ちをしたり 完全にアウトな内容だった。
多分誰かが離婚の資料にしたり、役所に提出してシェルターに入る為のものとして作ったんだろうなとは思った。
DV関係のシェルターを紹介してくれる団体を探して彼女にそれを伝えた、
電話で予約を取り、一緒に行っていいかと聞いたがどうやら異性は一緒に入れないらしかった、
といってももうこのころは手話とかほとんど忘れていて、手話通訳としての役割は果たせないような状況だったが、、、
彼女が心配っていうのもあったけど、なんだか良い恰好したいっていうのもあったんだと思う。
協力できることは協力したし、彼女が実際に家を出るって決意をした時、貯金を旦那が管理をしているということだったので、
50万円を貸した。
4月頃だったと思う彼女たちは旦那が出張に行く日に家を出ることを決めて、
1はレンタカーを借りて、会社には休暇届を出した、シェルターは距離的には彼女達が住んでいる場所からさほど遠くなかったが、
生活に使用する線の違う場所だった、彼女は会社に退職願いを出して。
会社へは、事情を説明して、退社のことは旦那には伝えないことにしてもらった。
時々、その旦那は会社に連絡をしてくるような人間だったので、、、
昼ごろ合流をする予定だったので1は午前中にレンタカーをして
吉野家で昼食を取り彼女の家に向かった 彼女のアパートは4階建ての3階でエレベータはなかったので、
荷物の搬出は少しだけ大変なことが予想されたが、
かおりも荷物はある程度少なくしていたので、作業は1時間もしないだろうと考えていた。
アパートの入り口に車を停めて降りた所で見知らぬ男から声をかけられた。
「かおり旦那だけど。」タバコを吸っている男性はにやにやしながらこっちを見ていた
1は正直、後にも先にもこんなに悪い意味でドキドキしたことが無いくらいにドキドキした。
正直心臓が止まるかと思うくらいドキドキした。
浅はかだった、DVをするような旦那だ、束縛も強いと言っていた 彼女の携帯を何かしらの方法で見れるようにしていることを考えておくべきだった。
むこうは「あんた1さん?」って言ってきて、よく見たらというかよく見なくても60台位のおじさんとおばさんがかおり旦那の横にいた。
かおり旦那が何かを言う前にその中年女性が1に対して「人んちの嫁をたぶらかして、恥ずかしくないのか!」みたいなことを言われた、
向こうは向こうで興奮しているし、こっちもこっちで混乱しているのであんまり覚えてないが、とりあえず、
中に入って話をしろと言ってきた。
少しずつ冷静になってくるとなぜか なんでこんな男とかおりは結婚したんだろうとか、なんでこんな面倒な目に俺が合うんだとか、
自分で足をつっこんでおいて変な怒りの感情ばかりがこみ上げて来た、
「とにかくDVは犯罪です。彼女をシェルターに連れて行きます」と言ってアパートの階段を上ろうとした所をかおり旦那に制され手で押され1が地面にしりもちをつく形になった。
「今すぐ警察呼びます」と言ったら かおり旦那の両親が、なまりまじりの怒号でなんだか言っていたがもう聞いてはいなかった。
世話焼かせる彼女だなぁ
かおり旦那と、かおり義父、義母は無理やりアパートから彼女を連れ出そうとしていたが、チェーンをかけて出ずに警察を待った。
15分位で警察が到着して、最初はかおり旦那側の主張と1の主張があまりに違ったので、理解を得るのに時間が必要だったが、
色々と説明をしていくうちに、かおりと娘の保護については警察が役所と連携して責任をもってする旨、
今後の連絡はかおりが弁護士を通してする旨を話をして、ことなきを得た。
1は警察にあなたがいると話が厄介なので、お帰り下さいと言われた。
なんだか、妙な無力感と悲しい気持ちになってその日人生ではじめて風俗に行った。
誰かに近くにいてほしいというか、肌のぬくもりが欲しかった。
次の日に、かおりからメールがあった、これからシェルターに入るので2週間から3週間連絡が取れないということ、
昨日を含めて色々と迷惑をかけたことへの謝罪だった。
警察の人も連絡をくれると言っていたが結局連絡が来ることはなかった。
家を出る相談をしている中で、かおりはことが落ち着いたらもう一度1とやり直したいと言っていた。
彼女が次に連絡をくれたのは1ヶ月くらい経った後だった、シェルターを出て今は別の施設にいるということだった。
前の携帯電話は解約をして、友達の名義で新しい携帯を持っているということだった。
その施設には日中であれば訪問が可能ということだったので、連絡をもらった次の土曜日に訪問をすることにした。
東横線沿線の駅から徒歩20分くらいかかる所だったと思う、外から見たら、老人ホームみたいな雰囲気の施設のロビーでかおりと
その時はじめてかおりの子供と対面した。
当時3歳~4歳くらいだったと思う。最初人見知りをしていたが、子供好きな一とはすぐ仲良く遊ぶことが出来た、
かおりはそれ見ながら 1の子供だったらよかったなぁと言っていたが、正直子供がかおり旦那によく似ていたこともあり、
この子をかおりと自分の子としてなんてことは思えなかった。
かおりは顔色もよく、ちゃんと寝て食べれているようなので、安心して帰った。
2週間後にまた施設を訪問した時にアンパンマンのグミやらお菓子を買っていったら、かおり子はやたら喜んでいた。
この施設にいれる期間は決まっているらしくあと3週間したら出ていくという話をしていた、
彼女は1の家に来たそうなことを言っていたが、どうしてもそれを言う気にはなれなかった、
1はこの頃、きっとかおりはまた「誰か」を見つけるだろうなと思っていた。
それは1でなくてもいいんだろうとも思った。
訪問をした1週間後くらいに今まで書いたことのないくらいの長文で彼女にメールを書いた、
結局1はかおりのことを12年くらいずっと好きだったこと、でも多分12年間でまともに付き合えなかったのはきっと縁がなかったんだと思うこと。
ただこの12年間でのかおりとの関わりは決して悲しいことばかりではなくむしろなんだか楽しかった思い出の方が多いということ。
メールを送信して返信を待つことなくメール拒否の設定をした。
そしてしばらくして彼女のアドレスを消した。
あまり時間がたたずに、職場の人の紹介で今の嫁と出会い、1年くらいで結婚して子供が出来て、
海外へ転勤になった。
かおりのことは、手話サークルの友人から離婚の調停が長引いているっていう話を少し前に聞いた。
長々とおつきあいありがとうございました。
あまりおちらしいおちもなく、ただ淡々と話すだけになってしまいました。
もし質問あれば答えます。
ありがとうございました。
てっきり耳の聞こえない彼女と1が結婚して現在離婚してるってことかと思った
書いてあるかもだけど読み返すのがめんどくなった
>>64 いえ書いてなかったです。かおりの親は離婚していて母親だけいますが、話にはあまり出てきていません。
私も一度彼女が施設で生活をしたていた時に挨拶をしたくらいです。
でも、離婚の調停が未だに続いているのは気になるな。
協力は出来たと思います。
彼女のハンディが親権に影響しないでいることを願うばかりです。
>>69 拒否った理由は彼女へのメールに書いた通りですが、きっと彼女からメールがきたら
ほいほい会いに行くことを続けていたと思いますし、多分、彼女との恋愛・結婚縁という意味ではなかったと思うからです。
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