身から出たサビとはいえ、行く末が案じられるのだ。
「原因は、上原が母の日に綴ったツイートがネットで非難されたことです。母になった喜びを呟いたのですが、上原の前夫は彼女に不倫されたことで自ら命を絶ったとされます。
なのに、この発言はあまりにデリカシーがないという批判でした」
これに対してコウは、〈また蚊の大群がウジャウジャ湧いてきました〉と、相手を「蚊」にたとえて怒りを表し、その後も、
〈自サツするような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ。ぷー〉
〈うちの嫁の前の旦那さんは、ツライことがあって生きるよりも死ぬことを選んだ。それ以上でもそれ以下でもないです。ぷー〉
などと「炎上」に油を注ぎ続けた。そして劇団を退団処分となったのである。
上原は、5年前に前夫を亡くして以来、仕事をしていない。そこへきて、大黒柱のコウが“無職”となったので一大事である。彼女について、レコード会社の関係者はこう語る。
「上原は以前、月給を200万円ほどとっていましたが、前夫の一件以降は歩合制となり、事実上、無収入です。タワマンから神田川に近い庶民的なマンションに越し、
コウとひっそり暮らしていました」
本来は、ここで上原が芸能活動に勤しみ、稼がなければならないのだが、
「難しいでしょう。彼女はイメージが悪すぎます。いつ男性関係でヘタを打つか分からない彼女に仕事は入れられません。それに、夫妻の子どもは昨年12月に生まれたばかりです。
今後もコウの“無職”状態が続けば、家計が本格的な危機に陥る日も近いのでは」
夫婦の転落のスピードがどうにもとまらなそう。そんな状況下で、コウは次のように訴えた。
「僕のことはなんぼ悪く言われてもいいんです。でも、妻がツイッターに載せた子どもの写真について、僕のツイッターに“人殺しの息子を上げるな”と言ってきた人がいるのです」
これが、〈ぷー〉と挑発するに至った原因だそうで、
「この言葉だけはどうしても許せなかった。人殺しじゃないです、妻は。単純に、そんな書き込みに向き合ってしまった自分が一番ダメなんですけど……」
コウが負けたのは貧しさでも世間でもない。匿名性の高いネット社会。令和の時代では、その世界を世間というのだろうか――。
「週刊新潮」2019年6月13日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190614-00566194-shincho-ent