「男子は幼いころからエロいからなるべく女湯に来ないでほしいねん」。そんなメッセージを込めた漫画が1月26日、Twitterに投稿された。
投稿したユーザーは女性で、「女湯にいる男児が苦手」という理由を実体験をもとに漫画に描き、大きな反響を呼んでいる。
女性は、3歳の幼い男児でも女性の体に興味を持って触れたり、「ガン見」したりしているのを見て、「様々な事情で息子さんを 女湯へ連れて行く方がいらっしゃると思いますが、(中略)気にする女性はたくさんいるのではないかと」として、
「パパは息子さんを男湯に連れてって??無理なら家族風呂や内風呂のご利用を…なにとぞ??」と訴えた。
この投稿に対し、ネットでは同意や批判などさまざまな意見が寄せられた。意見のひとつは、「条例で決まっている上限の年齢を守ればよい」というもの。
実は、銭湯などの公衆浴場で、異性の入浴が許される年齢の上限は、各都道府県の条例で定められている。しかし、近年では、独自ルールによって
条例よりも低年齢に設定したり、身長で制限したりしている浴場も少なくない。なぜなのだろうか。
●北海道の条例は「11歳まで」、利用客から苦情、困った銭湯側は…?
各都道府県で定める条例は、10歳以上の混浴を禁じているところが多いが、ばらつきはある。その中で、年齢が低いのは京都府で、 条例で「7歳以上の男女を混浴させないこと」とする。これは、7歳は就学年齢であり、自分の身の回りのことはできるとの判断からだ。
一方、「最高齢」は北海道。北海道の「公衆浴場法施行条例」によると、「12歳以上の男女を混浴させないこと」(編集部注:11歳まで)とある。
しかし、北海道公衆浴場業生活衛生同業組合では2015年10月から、独自にルールを設けて男女の混浴は「9歳まで」としている。
条例よりも2歳も引き下げて設定、全国に足並みをそろえている。
その理由について、組合は、「昨今、男女とも子どもの成育が早く、組合にも混浴についての問い合わせや苦情が何件か寄せられたこともあり、 北海道公衆浴場問題協議会で『12歳以上の混浴について』見直しを求めたところ、北海道浴場組合内の内規で定めてもよいとの回答をもらったことから、 理事会において決定し、設置しました」と説明する。
その北海道内の公衆浴場の安定的な経営を話し合う公衆浴場問題協議会の議事録によると、2015年4月の会合で、組合側からこんな議題が上げられている。
「今までは条例では北海道は12歳ということで、 12歳を超えて混浴をさせてはならないということになっているんですけれども、 最近、子どもさんの発育が非常に早いものですから、 12歳になると、男の子でも女の子でも親と一緒に、例えば男の子が女性の方に入る、
あるいは女の子が男性の方に入るということになると、他のお客さんから指摘を受けることがある、あるいは好奇な目で見られてしまうことがあってですね、 我々としても非常に苦慮しているところなんです」
「お客さんから問い合わせがあって、何歳までは良いんですかとなると、条例ではこうなっていますということしか、あとは親御さんの判断にお任せします
ということでやっているんですけども、営業している者からすると、非常にはがゆいところがあるものですから、他府県を調べてみたら、少し年齢を下げて
きていることもありますので、出来れば、条例ですので、この協議会の中でご審議をいただいて、年齢を下げていただくことをご検討いただけないかなと
思って提案をさせていただきたいと思います」
話し合いの結果、独自に年齢を引き下げることに問題はないとされ、現在に至っているという。
浴場で浴場するほど変態でもないぞ、普通の男子は
じゃあ、欲情で欲情するほどの変態には、何歳からなるのだ?