菊川市東横地の国指定史跡「横地城跡」で1日、横地城跡桜祭り(同実行委主催)が開かれた。地元住民ら約400人が訪れ、城跡内約500本の桜と横地地区の歴史にちなんだ「金玉落とし」など多彩なイベントを楽しんだ。
横地城跡運営協議会のメンバーらが城跡内の横地神社で神事を行った後、同神社横の斜面から金色に塗られたゴムボールが投げ入れられた。斜面を転がり落ちてきたボールを下で構えた地元小学生らが取り合った。ボールを取った児童8人には文房具などの景品が贈られた。
金玉落としは、同地区を治めていた横地氏が行っていたとされる山岳訓練。谷底に落とされた金色の玉を兵士が取り合って城へ駆け上ったとされる。
同実行委の鈴木勝章委員長は「子どもたちが地元の歴史に親しむきっかけになれば」と語った。
http://www.at-s.com/news/article/local/west/474403.html